Day7 疑問形・否定形の学習                 【結論/「ひっくり返す」「notをくっつける」の2つでOK】

英検指導法
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記事の対象

この記事は英検指導初心者の方を対象としています

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こんにちは、Heartです。

現在、子ども向け英会話塾でフォニックス指導と英検指導を行っています。

子ども達に毎日イジられつつ、楽しく授業を行っています。

さて、今回はDay7「疑問形・否定形」の学習導入方法について。

記事の内容

 □疑問形・否定形の学習導入方法について解説!

結論

 □疑問形は「ひっくり返す」&否定形は「notをくっつける」のイメージでOK!

 □ターゲットは「be動詞」「一般動詞」「一般動詞+3人称単数」の3つの文型

 □目立ちたがり屋寂しがり屋doさんと友達になろう!

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「am/is/are/(be)」の学習に続き、生徒達が混乱しやすい2つ目のポイントですが、本質は非常にシンプルですのでご安心を

はじめに

さっそくですが、結論です。

結論

 □疑問形は「S+Vをひっくり返す」&否定形は「notをくっつける」のイメージでOK!

 □ターゲットは「be動詞」「一般動詞」「一般動詞+3人称単数」の3つの文型

 □上記3つの名称の暗記不要!それぞれ例文でイメージしよう!

 □目立ちたがり屋寂しがり屋doさんと友達になろう!

以上です。

本単元は「IsやAreが訳も分からず先頭に出てきたり、いきなりdoやdoesが出てきたり」と、生徒達を非常に混乱させるパート。

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故に、中学1年生になり英語を初めて学ぶ生徒達が英語を嫌いになる最初のきっかけにもなり易いですね

実際、「be動詞」の文型であっても「一般動詞」の文型であっても「一般動詞+3人称単数」の文型であっても、疑問文・否定文の本質は同じ

にも関わらず生徒達が混乱する理由は1つ。

生徒達が混乱する理由

「疑問文」「否定文」の本質なしに「be動詞」「一般動詞」「一般動詞+3人称単数」それぞれの文型を別々に学ぶから

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中学1年生の教科書では、上記3つの文型が1年をかけて個々に設定されています。

そして、この縦型の学習こそが生徒達を混乱させる1番の原因。

繰り返しますが、「疑問文」「否定文」の本質は文型問わず「S+Vをひっくり返す」「notをくっつける」だけでOK。

まとめ

3文型の肯定文(普通の文章)を学習した後に「疑問文」「否定文」をまとめて学習した方が圧倒的にコスパが高い

それでは整理していきましょう。

学習導入方法

ここでは、学習導入方法を2つに分けて整理していきます。

学習導入方法

 ①「be動詞」「一般動詞」「一般動詞+3人称単数」の復習

 ②「be動詞」「一般動詞」「一般動詞+3人称単数」の疑問文・否定文の学習

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まずはしっかりと復習するところから開始してあげましょうね

①「be動詞」「一般動詞」「一般動詞+3人称単数」の復習

まずは前回までの復習として「be動詞」「一般動詞」「一般動詞+3人称単数」を用いた文章を生徒達と作成していきましょう。

例えばこんな感じ。

例文

 ①あなたは です Taro       ※be動詞を使用した文章

 ②あなたは します テニスを    ※一般動詞を使用した文章

 ③彼は   します テニスを    ※一般動詞+3人称単数を使用した文章

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ここは生徒達が自由に作成して構いません。

ただしS+Vの語順や単語のスペルは講師がしっかりとサポートしてあげましょう。

さて、こちらが解答です。

例文

 ①あなたは です Taro       ➡ You are Taro.

 ②あなたは します テニス     ➡ You play tennis.

 ③彼は   します テニス     ➡ He plays tennis.

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「S+Vの語順」「1人(1つ)グループにはsがつく」

特にこのあたりをしっかりと復習しましょう

② 「be動詞」「一般動詞」「一般動詞+3人称単数」の疑問文・否定文

さて、ここからは3つの軸をイメージできるよう表を使って学習を進めていきましょう。

イメージとしてはこのような感じ。

文法       be動詞        一般動詞     一般動詞+3人称単数 
 ルール 本質am/is/are/(be)それ以外それ以外(s)
肯定文sYou are Taro.You play tennis.He plays tennis.
疑問文ひっくり返す
否定文notをつける

3つの軸で整理してあげると生徒達が理解し易いと思います。

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何度も言いますが、特に「be動詞」「一般動詞」「3人称単数」の名称は覚える必要はありませんので

②-1 am/is/are/(be) ※be動詞

それでは「am/is/are/(be)」から。

例題

(s)You (v)are Taro.

さて、どのような文型でも本質は1つでしたね。

疑問文は「S+Vをひっくりかえす」&否定文は「Vにnotをくっつける

さて、解答です。

例題

(s)You (v)are Taro.

解答

 □疑問文 You are Taro. 

      ➡Are you Taro? ※SとVがひっくり返る

 □否定文 You are Taro. 

      ➡You are not Taro. ※Vにnotがくっつく

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「ひっくり返す」「notをつける」この2点を繰り返しイメージさせてあげましょう

②-2 それ以外 ※一般動詞

さて、表が1列完成しましたので、次の列にいきましょう。

文法       be動詞        一般動詞     一般動詞+3人称単数 
 ルール 本質am/is/are/(be)それ以外それ以外(s)
肯定文sYou are Taro.You play tennis.He plays tennis.
疑問文ひっくり返すAre you Taro?
否定文notをつけるYou are not Taro.

それでは「一般動詞」です。

例題

(s)You (v)play tennis.

さて、文型が変わっても本質は1つでしたね。

疑問文は「S+Vをひっくりかえす」&否定文は「Vにnotをくっつける

さて、ここで1ポイント。

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一度、本質に沿って生徒達を間違わせてあげてください。

もちろんポジティブに。

間違わせポイントはこんな感じです。

間違わせポイント

 □疑問文 You play tennis. 

       ➡ Play you tennis?

 □否定文 You play tennis. 

       ➡ You play not tennis.

当然、これは本質的には合ってはいますが解答的には間違い。

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学習は一方方向だけだと退屈だし定着に繋がりにくい。

生徒達から「どうして?」という疑問や「なんでだろう」という好奇心引き出すような環境設定は非常に大事ですね。

さて、生徒達が間違えたところからが本番。

ここからが本質ですね。

am/is/are/(be)以外のV(動詞)の前には、“do”さんが常に隠れている

ここで生徒達にしっかりとイメージさせてあげましょう。

イメージとしてはこんな感じ。

 □ go ➡ (do)go

 □ play ➡ (do)play

 □ run  ➡ (do)run

 □ eat  ➡ (do)eat

 □am  ➡ am  ※am/is/are/(be)には隠れていない

 □is   ➡ is   ※am/is/are/(be)には隠れていない

 □are  ➡ are   ※am/is/are/(be)には隠れていない

そうなると、先程の図が変化してきます。

さて、どこが変化したか気づきましたでしょうか?

文法       be動詞        一般動詞     一般動詞+3人称単数 
 ルール 本質am/is/are/(be)それ以外それ以外(s)
肯定文sYou are Taro.You (do) play tennis.He (do) plays tennis.
疑問文ひっくり返すAre you Taro?
否定文notをつけるYou are not Taro.

(do)が挿入されていますね、生徒達にもこの点を意識させてあげてください。

ここまで学習できれば、後はパズルの様に疑問文・否定文を作ることができます。

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“do”が隠れているのはam/is/are/(be)以外の場合のみであることをしっかり整理してあげましょう。

さて、ここで私は生徒達に”do”についてこの様に伝えています。

目立ちたがり屋寂しがり屋の”do”さん

この表現はオフィシャルではないので、特に強制ではないです。

さて、その本質は

(do)の本質

 □目立ちたがり屋 ➡ 何かあれば勝手に出てきてV(動詞)の仕事を横取りしちゃう

 □寂しがり屋   ➡ 3人称単数sが大好きでsがあれば一緒に連れて行く(doesになる)

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このイメージで「一般動詞」「一般動詞+3人称単数」の文型の疑問文・否定文は全て解決しちゃいます

さて、解答です。

例題

(s)You (do)(v)play tennis.

解答

 □疑問文 You (do)play tennis. 

      ➡Do you play tennis? ※Vの代わりにdoがひっくり返る(目立ちたがり)

 □否定文 You (do)play tennis. 

      ➡You do not play tennis. ※Vの代わりにdoがnotくっつく(目立ちたがり)

さて、隠れていた”do”さんが、疑問文・否定文ともにV(動詞)の役割を横取りしてしまいました。

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いきなりdon’tを教えると省略形に混乱してしまうので、慣れるまではdo not で全く問題ありません

混乱しない良いタイミングで教えてあげましょう。

②-3 一般動詞+3人称単数

さて、3つのうち2つが整理できました。

文法       be動詞        一般動詞     一般動詞+3人称単数 
 ルール 本質am/is/are/(be)それ以外それ以外(s)
肯定文sYou are Taro.You (do) play tennis.He (do) plays tennis.
疑問文ひっくり返すAre you Taro?Do you play tennis?
否定文notをつけるYou are not Taro.You do not play tennis.

それでは最後に「一般動詞+3人称単数」です。

例題

(s)He (v)plays tennis.

さて、文型が変わっても本質は1つでしたね、しつこい様ですが。

疑問文は「S+Vをひっくりかえす」&否定文は「Vにnotをくっつける

そして、”do”さんの本質は

(do)の本質

 □目立ちたがり屋 ➡ 何かあれば勝手に出てきてV(動詞)の仕事を横取りしちゃう

 □寂しがり屋   ➡ 3人称単数sが大好きでsがあれば一緒に連れて行く(doesになる)

でしたね。

それでは、解答です。

例題

(s)He (do)(v)plays tennis.

解答

 □疑問文 He (do)plays tennis. 

      ➡Do he plays tennis? ※Vの代わりにdoがひっくり返る目立ちたがり 

      ➡Does he play tennis? dos連れていきdoesに進化(寂しがり)

 □否定文 He (do)plays tennis. 

      ➡He do not plays tennis. ※Vの代わりにdoがnotとくっつく(目立ちたがり)

      ➡He does not play tennis. ※doがsを連れていきdoesに進化寂しがり

プロセスを整理しますね。

プロセス

①隠れていた”do”さんがV(動詞)の役割を横取り

②その際、”do”さんは3人称単数sを一緒に連れていくことで“does”さんへと進化

③playsはsを失いplayとなる

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dosを連れていくとdoesになることがポイントですね。

sを連れていかれたV(動詞)は元の形に戻ることにも注意。

まとめ

さて、このような表が完成しました。

文法       be動詞        一般動詞     一般動詞+3人称単数 
 ルール 本質am/is/are/(be)それ以外それ以外(s)
肯定文sYou are Taro.You (do) play tennis.He (do) plays tennis.
疑問文ひっくり返すAre you Taro?Do you play tennis?Does he play tennis?
否定文notをつけるYou are not Taro.You do not play tennis.He does not play tennis.
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しつこいですが何度も言いますね。

「be動詞」「一般動詞」「一般動詞+3人称単数」はそれぞれ別々の単元で学習する内容ですが、実は「疑問文」「否定文」の本質は同じですので、一緒に学習する方が分かり易いです。

以下の本質をベースにシンプルに学習していきましょう。

「疑問文」「否定文」の本質

疑問文は「S+Vをひっくりかえす」&否定文は「Vにnotをくっつける

(do)の本質

 □am/is/are/(be)以外のV(動詞)の前に普段は隠れている

 □目立ちたがり屋 ➡ 何かあれば勝手に出てきてV(動詞)の仕事を横取りしちゃう

 □寂しがり屋   ➡ 3人称単数sが大好きでsがあれば一緒に連れて行く(doesになる)

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