記事の対象
この記事は英検指導初心者の方を対象としています

こんにちは、Heartです。
現在、子ども向け英会話塾でフォニックス指導と英検指導を行っています。
子ども達に毎日イジられつつ、楽しく授業を行っています。
さて、今回はDay5「一般動詞」の学習導入方法について。
記事の内容
□一般動詞の学習導入方法について解説!
結論
□大事なのはDay1で学んだ「S(主語)+V(動詞)のイメージ」!
□am/is/are/(be)は「○○です」、それ以外は「○○します」でOK
□日常生活の中から「○○します」を見つけ、S+Vで説明してみよう!
□自動詞「go」「listen」「live」「look」にも触れておこう!

「え、自動詞?まだ早くない?」。
でも「go」「listen」「live」「look」は英検5級頻出。
自動詞はあくまで例外として覚えておくと良いですね。
はじめに
さっそくですが、結論です。
結論
□be動詞でも一般動詞でも、大事なのはDay1で学んだ「S+Vのイメージ」!
□am/is/are/(be)は「○○です」、それ以外の動詞は「○○します」でOK!
□S(主語)+V(動詞)の語順で会話することでイメージを定着しよう!
□余裕があれば英検5級に頻繁に出題される4つの自動詞にも触れておこう!
以上です。
さっそく整理していきましょう。

「be動詞」「一般動詞」それぞれの学習においても変わらない軸は「S(主語)+V(動詞)」。
生徒達のイメージ化を大事に。
学習導入方法

① am/is/are/(be)は「○○です」&それ以外は「○○します」
まずは「am/is/are/(be)」と「それ以外」について整理してあげましょう。
その際はシンプルで分かり易く。
| V(動詞) | am/is/are/(be) | それ以外 |
| 意味 | ○○です | ○○します |

英語初心者や低年齢の生徒は「be動詞」「一般動詞」、「状態」「動き」の説明をしてもイメージが難しい。
逆に混乱を与えてしまう可能性がありますので注意。
② 日常生活の中から動詞を見つけてよう
次は実際に日常の中に溢れる「○○します」を見つける作業です。
生徒達がイメージし易いように様々な「○○します」を引き出してあげましょう。
例えば「勉強する」「飲む」「窓を開ける」等なんでもOK。

「”○○します”という動詞は何?と聞くよりも
「朝起きて何をしたの?」「昼休みに何したの?」
等の質問で引き出してあげるとスムーズですね。
③ 講師の質問にS+Vの順番で回答してみよう
さて、ここが今回の学習の本質ですね。
Day1で学習した内容の一般動詞バージョンです。
講師の質問に「S+Vの順番」で回答する(もちろん日本語でOK)
生徒達にS+Vの順番を意識させながら、講師からどんどん質問してあげましょう。
以下、例題です。
例題
①今日は何時に起きたの? ➡ 私は 起きました 6時に
②お昼は何を食べたの? ➡ 私は 食べました カレーを
③明日は何するの? ➡ 私は 遊びます 友達と
④昨日はどこに行ったの? ➡ 私は 行きました 学校に

繰り返しますが、英語学習においてS+Vの定着は最重要。
この定着に2-3ヶ月を要しても惜しくはないです。
日本語でOKですので、早いうちにしっかりとS+Vの語順のイメージを定着しておきましょう。
④ 英検5級頻出の自動詞についても触れておきましょう
動詞には「自動詞として使用される場合」と「他動詞として使用される場合」の2つのパターンがあります。
自動詞と他動詞の違いを少し整理しますね。
自動詞として使用されることが多い単語
□その名のとおり「他人や物には依存せず自分一人で自立できる」
□イメージは「人」や「物」の力を借りずにできる動詞
□例/ run(走る) swim(泳ぐ) sleep(寝る)
他動詞として使用されることが多い単語
□その名のとおり「自分一人では自立できず他人や物に依存する」
□イメージは「人」や「物」の力を借りないとできない動詞
□例/ have(~を持つ) eat(~を食べる) read(~を読む)

イメージがつくと単語学習が少し楽しくなります。
例えば「play」。
自力でできるplayとは? ➡「遊ぶ」
他力が必要なplayとは? ➡「(スポーツや演奏)をする」
少し話がそれましたが、英検5級に頻出する4つの自動詞は押さえておきたいですね。

実際、単語のほとんどは他動詞として使用される頻度が高いため、自動詞は例外という理解でOKです
ちなみに私は授業の中でこのように生徒達に伝えています。
V(動詞)の中には「誰かと一緒じゃないとダメな寂しがり屋さん」がいるよ
さて、ここで4つの自動詞を指導していきます。
まずは「go」「listen」「live」の3つ。
寂しがり屋なV(動詞)
□go (to) 行く □listen (to) 聞く □live (in) 住む
そして「look」に関しては種類が多いです。
都度学習するのは手間ですので、最初からまとめて「look(~に見える)」含め7個をセットで早めに指導するようにしています。
寂しがり屋なlook
□look at(見る) □look for(探す)
□look forward to(楽しみにする) □look after(お世話をする)
□look around(見て回る) □look like(~の様に見える)

英検5級の場合は「look at」「look for」の2つで十分です。
しかし、3~4級になるとそれ以外のものも出てきますので、遅かれ早かれ学習が必要です。
一気にセットで覚えてしまった方がスムーズです。
学習導入のメリット

学習メリットは3つ、まとめますね。
ポイント
①「am/is/are/(be)」でも「その他(一般動詞)」でも基本は同じ点の確認
②後々の「自動詞」「他動詞」学習に繋がりやすい
③英検の正答数が1つ上がる(高い確率で4つの自動詞から問題が出題されます)

「自動詞」「他動詞」という名称は小学校高学年の生徒達をも憂鬱にさせます。
生徒達が疑問を持った時に講師からの説明が「自動詞」「他動詞」だとツラいですよね。
まずは簡単な定義で情報を整理してあげることも大切。
学習導入時の留意点

本学習のターゲットは2つ。
ポイント
□一般動詞(○○します)のイメージをもつ
□S(主語)+V(動詞)の語順で文章をイメージできる
生徒の年齢や学習力によっては、自動詞学習箇所は削除しても全く問題ありません。

S+Vのイメージで英文章を作ることができる様になると、いずれ自動詞の壁にもぶつかります。
その際にしっかりと整理してあげましょう



