記事の対象
本記事は英検指導初心者の方を対象としています

こんにちは、Heartです。
現在、子ども向け英会話塾でフォニックス指導と英検指導を行っています。
子ども達に毎日イジられつつ、楽しく授業を行っています。
さて、今回はDay4「人称代名詞」の学習導入方法について。
記事の内容
□人称代名詞の学習導入方法について解説!
結論
□ここは100%全力暗記項目!リズムでササッと覚えよう!
□ただし、学習後の成功体験の提供はお忘れなく!
□Day1-4の学習内容を使って3-4単語を用いた英文章を作成してみよう!

生徒達は、Day1~4の内容を通して3-4単語を用いた英文章の作成が可能になります。
生徒達が大きな満足感を感じる最初のチャンスですので、しっかりと成功体験を意識していきましょう。
はじめに
さっそくですが、結論です。
結論
□ごめんなさい、ここは100%全力暗記項目。
□「アイ-マイ-ミー-マイン」と口に出しリズムでササッと覚えよう!
□でも、暗記だけで終わるのはもったいない!
□Day1-4の学習内容を使って3-4単語を用いた英文章を作成してみよう!
以上です。
さて、整理していきましょう。

重要なのは
×どう覚えるか
○どのように応用するか
応用問題を通して「できた!」という爆発的満足感を生徒達に体験させましょう。
学習導入方法

さて、ここでは学習導入方法の「基礎」と「応用」について整理していきます。
「基礎」はシンプルですのでサッと終わらせて「応用」に向かいます。
①人称代名詞の基礎(人称代名詞の暗記)
ごめんなさい、ここは学習導入というよりも限りなく暗記作業に近いです。
さて、基礎学習は皆様ご存知のこちら。
| ー | は | の | に(を) | のもの |
| 私 | I | my | me | mine |
| あなた | you | your | you | yours |
| 彼 | he | his | him | his |
| 彼女 | she | her | her | hers |
| 私たち | we | our | us | ours |
| 彼ら | they | their | them | theirs |
| それ | it | its | it | ー |

心苦しいですが、the丸暗記です。
2行目の単語にsをつけると概ね4行目の単語になりますので、その点を抑えておくと少しだけ暗記作業が楽になります。
例外は2つ。
①「his」・・・既にsで終わっているためs不要
②「mine」・・100%例外
②人称代名詞の応用(人称代名詞を用いた英文章の作成)
一般的に「人称代名詞」学習は暗記項目。
そのため、単語テスト等のみでササッと終わってしまうことが多い内容です。
しかし、実際は英文章の構成に非常に有益な内容。
生徒達が3-4単語の英文章を初めて作成できるようになるタイミングでもあります。

ここで成功体験を感じないことは非常にもったいない
それでは「人称代名詞を用いた英文章の作成」の学習導入方法について整理していきます。
必要となる知識・ルール
Day1 まずはS+Vのイメージ作り
Day2 「S(主語)」となる代名詞
Day3 be動詞(am/is/are)の学習
Day4 人称代名詞 I-my-me-mine

Day1-4で学んだ内容全てを用いた復習&応用問題ですね。
それでは例題。
例題1
それは私のものです
一見するとシンプルですね。
が、実際に英文章を作るとなると英語初心者にはこれがなかなかに難しい。

勘の良い生徒はノーヒントで作成できます。
が、多くの場合最初にヒントがないと難しいです
そして、その際に重要となる思考手順(考え方の軸)がこちら。
①まずは問題をS(主語)+V(動詞)でイメージしてみる
②S(主語)とV(動詞)をイメージに合わせて組み立ててみる
③最後に人称代名詞の応用
3ステップです。
作業工程が1つずつ整理されており生徒達にも分かり易いです。

作業工程をステップに分けて考える習慣は非常に重要。
作業をシンプルで分かり易いものにしてくれますし、何より
作業にポジティブなリズムを与えてくれます。
さて、それでは生徒達の思考手順を見ていきましょう。
例題1
それは私のものです
①S+Vでイメージ ➡ それは です 私のもの
②S+Vの組み立て ➡ It is ?
③人称代名詞追加 ➡ It is mine.
生徒達はこの様に3ステップで正答を導き出すことができます。
もちろん、Day1-4の学習内容全てを暗記している必要はありません。
繰り返しますが、大事なのは「暗記」ではなく「学んだ内容をどう応用する」か。

大事なのは自力で英文章を作成するということ。
一度コツを掴むと次の問題にも積極的に挑戦していく生徒が多いですね。
ちなみに、少し難易度が上がる(4単語)とこんな感じ。
例題2
あなたは私の友達(friend)です
①S+Vでイメージ ➡ あなたは です 私の 友達
②S+Vの組み立て ➡ You are ? friend.
③人称代名詞追加 ➡ You are my friend.
3ステップです。
4単語になっても思考の軸は変わりません。

ちなみに、friendは難しい単語ですので最初からスペルを提示しています
学習導入のメリット

メリットは1つ。
応用問題を通してDay1~4の復習をポジティブに実施できる

将来の英語学習を見据えた上での段階的な学習環境が提供できている場合、人称代名詞の学習は1つの重要な区切りとなります。
学習導入時の留意点

留意点は1つ。
それは、「人称代名詞」の学習を暗記学習のまま終えないこと。
場当たり的・部分的な英語学習の上で人称代名詞の学習をしている場合、人称代名詞の学習は必ずしも本質的な学習とはならず、暗記学習の意味合いが強くなってしまう可能性が高い。

しっかりと手順を追って学習し、人称代名詞の学習を意味のあるものにしたいですね
結論

応用問題を出すと、生徒達は真剣に考え、過去のページをめくりながら時間をかけて英文章を作成してくれます。
もちろん間違う生徒達もいますが、大事なのは正誤に関わらず生徒が自力で英文章を作成したこと自体を評価すること。

やはり学習は楽しさや達成感がないと続かないですよね



